A World of Thanks〜 「ありがとうの環」 2006年10月29日(日)
 
A World of Thanks〜 「ありがとうの環」
昨日、大切な友達からその友達の大切にしている「宝物」を託されました。これは、とても愛のあるお話です。

その友達が20代前半だったころ、学校のスクーリングで民宿(ホテル)に連泊していたそうです。何日かたったころ、夜遅くまで飲んでいたときに、その日に予約していたお客さまが、やっとたどり着いたそうです。オーナーの方はもうすでに寝ており、玄関で呼ぶそのお客さまにまったく気がつていません。
それでも呼び続けるお客さまに気づいた友達は、玄関を開けに行きました。夜も遅いため、へとへとで疲れていた彼は、お腹も減っているのですが、近所はけっこう山奥で商店もなく、食事も用意されていません。
たまたま部屋には「バナナ」を持っていた友達はそれを彼にあげました。

次の日の朝、その彼は早くに仕事に出かけて行き、その姿はありませんでした。その代わりに、宿の主に手紙を預けていました。その内容は、昨夜のお礼と彼が昔アメリカに赴任していたときのお話が書いてありました。

「その昔、アメリカのかた田舎に飛行機を乗り継いで到着したときには、昨夜のようにもう夜も遅かったのです。歩いて15〜20分ほどのところに見えるホテルへ重たい荷物を引きずりながら向かっていると、後ろから車が近づいてきて、“どこまで行くんだい?乗せていってあげよう”と声をかけてくれたんです。ホテルも見えているし、そう遠くはなさそうなのでお礼を言って丁寧にお断りしました。まもなく歩いていると違う人が、また同じように声をかけてくれます。町の商店の人も気を使ってか、声をかけてくれるんです。その町全体が「親切」の町だったのです。それを昨日思いだしました。あなたが私にしてくれた「親切」は本当にうれしく思い、今度は私が誰かにこのご恩をお返ししなくてはならないなと思いました。」

と書かれていました。そして後日、また、その方からお手紙が届きました。

「先日はありがとうございました。
この思いを一生忘れないために、あなたがくれたバナナの袋に貼ってあった商品のシールを思い出にいただきました。そのお礼といってもななんですが、アメリカにいたときその町でもらったボールペンを送ります。」

といって、1本のボールペンが入っていました。

僕の友達はそれを宝物にしようと大事にとっておいたそうですB
最近、ふと、その手紙とボールペンのことが思いだされ、考えたそうです。
 
「これを私の中だけにしまっておくのは、もったいない!人に親切にされたら、このボールペンをその人にあげよう」 と。
「そして、またその人がこのボールペンを次の人に手渡してくれたらうれしいということを伝えよう」そういって、今僕の手元にあるのが、そのボールペンです。

そのボールペンには、“A World of Thanks”とメッセージが入っていました。

いつかこのボールペンがあなたの手元に届きますように…
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